2026年9月26日(土)
妻からの突然の一言「マンション買いたい」
先日、妻が突然「マンションを購入したい」と言い出した。現在は私の持病(これについてもいつか記事に書きたいと思っている)でローンを組めない状況にある。田舎とはいえ、希望しているマンションは3,500万円ほど。35年ローンで月々10万円前後の返済になる計算だ。
私は今43歳。仮に組めたとしても完済は78歳になる。正直、なかなか厳しい話だと感じている。
それでも「引っ越したい」理由はわかる
妻の言いたいこともわかる。今は妻の実家で暮らしているのだが、私たち3人が使っているのは10畳ほどの部屋。ベッドやテレビなどを置くと、かなり手狭になる。ほとんど寝る時にしか使わない部屋とはいえ、自由な空間としては確かに狭いのかもしれない。贅沢を言えばきりがないのだけれど。
それに加えて、息子のケアや訪問看護、デイサービスを利用するのに、今の家から市内までは車で20分弱かかる。市内のマンションであれば、その利便性も良くなると考えているのだろう。
ローンが組めるとしても、現実は厳しい
もしローンが組めるとしても、それは2年後の話になる。それまでにお金を貯めるしかないのだが、そうなると完済は80歳まで先延ばしになってしまう。現実的なんだろうか、と考えてしまう。
「難しいんじゃない?」と妻に伝えると、「じゃあ賃貸マンションにしたら?」と、依然として引っ越したい気持ちは変わらないようだった。月8万円ほどで3LDKなら、確かに利便性は良くなると思う。
本当に必要なのは「人手」かもしれない
しかし、息子のことを考えると、どうしても人手が欲しくなる。何かあったときに義父母が近くにいてすぐ見てもらえるのは、本当にありがたいことだ。これが夫婦二人だけになると、なかなか難しくなって、喧嘩も増えていきそうな気がする。それは嫌だなと思う。
生活が楽になるわけでもなく、むしろ追い詰められる感じがする。でも、こういう時って、奥さんの言うことに合わせておいたほうがいい気がするんだよね。
妻の退職という選択
妻は息子のことを考えて、今年中に今の会社を退職して専業主婦になろうとしている。収入がなくなればさらに住まいの話は難しくなるはずなのに、と思いつつ、結局は土日に私がバイトに行くしかない流れになりそうだ。果たして、幸せとは何なんだろう、なんて考えてしまう。
医療的ケア児の家庭にとっての「あるある」
これって、医療的ケア児や障害のある子を育てる親にとっては、わりと「あるある」なんじゃないかと思う。年収にある程度余裕のある家庭なら問題にならないかもしれないが、ケアを優先していく中で離職していく奥さんは多いはずだ。
働くというのは、社会と繋がっている実感でもある。誰かの役に立っているという感覚があると思う。それがなくなって、子どものケアと世話だけの生活になると、ストレスも溜まりやすいし、運動不足にも陥りやすい。ここが、健常児を育てる家庭との大きな違いなんじゃないかと感じている。
そして、こういった悩みを共有できる相手が少ない。SNSでの繋がりはあっても、実際に会って話を聞いてもらえる相手はかなり限られている。常に不安がつきまとう感覚がある。
医療的ケア児が暮らしやすい社会に向けて
医療的ケア児や障害のある子が、もっと暮らしやすい世の中になってほしいし、自分でもそのために何かしていきたいと思っている。もちろん、一昔前に比べれば福祉や医療費の面、バリアフリー化も進み、良くなってきているのは実感している。
私が病院に勤めていることもあり、障害のあるお子さんが通院してくる様子や、親御さんが休みを取って受診に付き添っている姿をよく目にする。年々認知度も上がり、特別支援学級を利用する子どもも増えている。その一方で、受け皿が追いついていないことも感じている。うちの息子は幸いデイサービスを利用できているが、待機になっているという話も耳にする。
こういったことに仕事としても関わりたいと思う気持ちはあるのだけれど、正直、給与の低さがネックになる。ここをもっと引き上げてもらわないと、担い手が増えていかないんじゃないかと感じている。人の善意だけで、医療や福祉のかなりの部分が支えられているように思う。
最近感じたことをつらつらと書き出してみたが、誰かの目に触れることができれば幸いです。

